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投資初心者が知っておくべき投資用語とは?代表的な投資用語解説

2022/02/15 00:00
投資初心者が知っておくべき投資用語とは?代表的な投資用語解説


資産運用のために投資をはじめたくても、投資には専門用語が多く、なかなか理解できないこともあります。まずは、基本的な投資用語を理解しておきましょう。


この記事では、これから投資をはじめるなら知っておきたい、基本となる投資用語について解説していきます。


●●● 株式投資の仕組み ●●●


株式投資を行うにあたって最初に理解したいのが、株式投資の仕組みです。ここでは株式投資の仕組みや関連する専門用語について紹介していきます。


株式投資とは

株式投資とは、資金を出資して株式会社の株主になることを指します。


企業が活動を行うには、長期間にわたり多くの資金が必要です。企業は事業資金を集める目的で、出資者を募って投資の証明書として株式を発行します。集めた事業資金を元手に活動し、利益を上げることを目的としている企業が株式会社です。


証券取引所に上場している会社の株式は、証券会社を通じて株式市場で売買できます。


株主の責任

資金を出資して株主となったら、株主には責任が発生します。しかし出資した会社が債務超過などで倒産してしまった場合でも、借金を肩代わりする必要はなく、責任は出資した資金の範囲に限定されます。


出資したお金がゼロになるだけで、それ以上の責任が追求されることはありません。


株主の持つ権利

株主になると出資した資金の範囲で責任が生まれると同時に、下記のような権利もあります。



配当金を受け取る以外にも権利があることを、理解しておきましょう。


投資信託とは

投資信託とは、投資家から資金を集めてまとめ、プロであるファンドマネージャーが株式や債券などに投資し、運用による利益を投資家に還元する金融商品です。株式投資にはリスクがあり、値下がりすることもあります。一方投資信託は複数の株式に分散投資すれば、リスクも分散可能です。


また、投資信託なら個人では投資が難しい国や地域・資産への投資もできます。投資信託には数千円程度から投資できる投資信託もあるなど、株式投資に比べて選択肢は多いです。


●●● 株式投資で得られる利益に関する用語 ●●●


株主になると余剰金配当請求権が発生するので、配当金を受け取れます。また、基本的に好きな時に株券の売却も可能です。


こういった、株式投資によって獲得できる利益に関する用語を解説します。


キャピタルゲイン

キャピタルゲイン(capital gain)とは、株式や債権など、有価証券が値上がりによる収益のことです。株式の購入時より売却時の価格が高い場合にキャピタルゲインが発生します。


株式の購入時より売却時の価格が低い場合に発生するのは、キャピタルロスです。


インカムゲイン

インカムゲイン(income gain)とは、株式投資で得られる配当や、債券や預貯金から得られる利子などを指します。


つまり余剰金配当請求権によって得られる利益がインカムゲインです。


株主優待

株主優待とは、企業が自社の株主に対して、自社商品やサービスなどの優待品を贈る制度のことです。株主優待制度は任意ですので導入していない会社もありますが、2021年11月時点で上場企業のうち約1,493社が導入しています。


株式をすぐに売却する株主よりも長期保有する株主を優遇しようと、長期保有制度を導入する企業も増加中です。


配当、株主優待、長期保有の優待品を考慮すると、株式を長く保有しているだけでもメリットが大きい場合もあります。


株主優待を獲得するには、権利確定日に株主であることが条件です。権利確定日の2営業日前までに株式を買い付けると、権利確定日に株主となれます。


●●● 株式投資で売り時や買い時を判断するために覚えておきたい指標とは ●●●


株式投資で利益を獲得することを望むのであれば、売り時や買い時などの指標も理解できるようになりましょう。ここでは株式投資で企業の業績を判断するために知っておきたい指標を紹介します。


PER

PER(price earnings ratio)とは、株価収益率のことです。株価が1株当たり純利益(EPS)の何倍まで買われているかを見る尺度で、1株当たり純利益の何倍の値段なのかがわかります。


PERが低いほど株価は割安で、PERが高いと株価は割高です。


PBR

株価純資産倍率

PBR(price book-value ratio)とは、株価純資産倍率のことです。株価が1株当たりの純資産(BPS、純資産額を発行株式数で割った数値)の何倍になっているかを指します。


PBRの数値が低い方が、株価は割安です。


ROE

ROE(return on equity)とは、自己資本利益率のことです。株主が拠出した自己資本で、企業がどれだけの利益を出したかの指標で、株主としての投資効率を測れます。


ROEは、同業他社との比較で判断するのが基本です。目指すべき数値は平均的に8%とされています。


●●● 投資の方法は株式投資だけ?まとまった金額を投資するのにおすすめの方法3選 ●●●


余裕資金を銀行ではなく運用したいなら、株式投資以外にもいくつかの方法を検討できます。まとまった金額を投資するのにおすすめの方法をみていきましょう。


マンション経営などの不動産投資

まとまった資産があるなら、不動産投資を検討する人も多いでしょう。減価償却を受けられるので、節税効果も期待できます。


新たに物件を建築するのもいいですし、すでに借主が居住中の収益物件を購入する方法や、中古物件を購入して貸し出す方法もおすすめです。


また、現在不動産投資で人気がある、1つの物件を複数に分けて販売し、収益を分配する「不動産小口化商品」で利益を得る方法もあります。直接不動産を購入するのに比べて管理や手間が一切なく、不動産に関する知識がなくても安心して購入できる点がメリットです。さらに、値上がりすればインカムゲインとキャピタルゲインともに手に入れるチャンスがあります。


新・大家ライフでは、不動産投資に役立つ相談に対応しておりますので、お気軽にお問合せください。


太陽光発電物件を購入する

太陽光発電は人気のある投資商品ですが、年々売電単価は下がっています。新たに太陽光発電の設備を構えるよりも、既存物件を購入する方が売電単価は高いです。


新しく建てるより売電単価が高い、稼働済みの太陽光発電物件を探して投資することも検討してみましょう。


投資を行うなら高額所得者向けの投資商品を選ぼう

富裕層を対象に、ヘッジファンドなど高額所得者向けの投資商品もあります。


公募で投資できる投資信託と違ってヘッジファンドは私募で限られた投資家が投資する商品です。最低投資額が1,000万〜1億円以上になっているものもあります。


コストはかかりますが自分で運用するより高いリターンを期待できる金融商品です。まとまった金額を投資するなら検討してみるといいでしょう。


まとめ:投資をはじめる前には基本的な投資用語を理解してからはじめよう

これから投資をはじめて、利益を上げたいならやみくもに人気銘柄や好きな会社に投資するのではなく、基本的な知識を理解してから投資に臨みましょう。


株式投資の仕組みはもちろん株式投資で得られる利益に関する用語、売り時・買い時を判断するための用語など、理解すべき言葉は多いです。


投資で損をせず利益を出すことを狙っていくためにも、まずはこの記事で紹介した基本的な投資用語に目をとおしておくといいでしょう。


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