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少額でも始められる不動産投資とは?メリットやデメリットも解説

2022/07/10 00:00
少額でも始められる不動産投資とは?メリットやデメリットも解説


「不動産投資に興味があるけれど、最初は少額でリスクを抑えた運用がしたい」

この記事では不動産投資初心者の方向けに少額でも始められる不動産投資を解説します。

メリットやデメリットについても解説するので、ぜひ参考にしてください。



●●●少額で始められる不動産投資●●●



不動産投資と聞くと、投資額が高額になるというイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。しかし、近年では不動産投資にもさまざまな投資方法が出てきており、投資方法によっては1万円から購入可能な商品まであります。ここでは少額で始められる不動産投資を解説します。



J-REIT

J-REITとは、証券市場に上場している不動産投資法人が運用する「不動産投資信託」です。投資家はこの不動産投資信託の証券を購入し、集まった資金をもとに不動産投資法人が運用会社に不動産の運用を委託します。運用で得られた利益や売却益を投資家に分配金として支払います。


不動産投資法人は大きく2種類に分かれます。


「ホテル特化型」や「物流施設特化型」というように特定の施設に特化した単一用途特化型の投資法人と「住宅&ホテル」や「商業施設&物流&ホテル」のように2種類以上の施設に特化した複合型投資法人です。J-REITの場合は、投資対象はあくまで投資法人ですので、投資家が具体的に投資する物件を選べないのは不動産型クラウドファンディングや不動産小口投資と大きく違うポイントです。投資額としては数万~数十万円となります。


複数の不動産投資信託を投資対象とする「J-REIT ETF」もあります。J-REIT ETFは「東証REIT指数」のようなJ-REITの指数に指数に連動する上場投資信託です。J-REIT ETFは指数に関連する銘柄全てを投資対象としています。


そのため、不動産投資で分散投資をしてリスクを抑えたい方におすすめの投資対象です。J-REIT ETFも数万円程度から投資可能で、運用は投資のプロが行うため、不動産投資初心者の方にはおすすめの投資方法です。



不動産小口投資

一つの不動産を複数の投資家が資金提供しあって購入し、投資額に応じた分配金が得られる投資方法です。

不動産小口投資には3種類の投資方法があります。いずれも共通しているのは購入後の物件の管理は運用会社が行うため、手間がかからず、不動産の知識もなく始められるという点です。


・匿名組合型

投資家と運用会社が匿名契約を結びます。1口1万円から投資可能ですが、物件の所有権は投資家ではなく、運用会社にあります。

運用期間は数ヶ月~1年と短期の場合がほとんどです。

インターネット上で手続きができる不動産型クラウドファンディングも近年では増えてきています。


・任意組合型

運用会社が選んだ不動産に複数の投資家が出資しあって、不動産を購入します。1口50万~1,000万円ほどです。投資額が大きいのは相続税対策で購入する方が多いためです。物件の所有権は投資家になります。

運用期間は10年以上と、長期で設定されるものがほとんどですので、出資の際には慎重に物件を選ぶ必要があります。


・賃貸型

運用会社が選んだ物件を複数の投資家が購入した後、業者に物件を貸し出します。

運用期間は10年以上のものが多く、出資額は50万~100万円ほど。不動産はあくまで貸し出すだけなので、所有権は投資家にあります。


匿名組合型に比べて、任意組合型と賃貸型は出資額が高額ですが、現物の不動産を購入するよりは、低い価格で不動産投資を始められるのが、不動産小口投資のメリットの一つです。




●●●J-REITのメリット・デメリット●●●


ここではJ-REITのメリットやデメリットについて解説します。



J-REITのメリット

J-REITのメリットは以下のとおりです。


  • 初期投資額が数万~数十万円なので、現物の不動産を購入するよりも手軽に始められる
  • J-REIT ETFなら数万円から投資可能で、運用は投資のプロが運用を行う
  • 投資対象が「商業施設特化型」「ホテル&住宅特化型」など特定の分野に特化した投資ができる。また分散投資効果も狙える
  • J-REIT ETFの場合、複数の不動産投資信託に投資しているので、より分散の効いた運用ができる
  • すぐに現金化できる


J-REITのデメリット

J-REITのデメリットは以下のとおりです。


  • 投資対象は厳密にいえば、「証券」であって「不動産」ではない
  • 購入する物件を選べない
  • 常に値動きしており、その値動きも激しい



●●●不動産小口投資のメリット・デメリット●●●


ここでは不動産小口投資のメリットやデメリットについて解説します。



不動産小口投資のメリット

不動産小口投資のメリットは以下のとおりです。


  • 個人では購入できないような不動産も共同出資というかたちで購入できる
  • 物件選びや運用は運用会社が行う
  • 匿名組合型は数万円から投資可能。
  • 任意組合型と賃貸型は投資期間が長く、その期間の物件の所有権は共同出資した投資家になる。
  • 任意組合型と賃貸型は相続税の節税効果が期待できる



不動産小口投資のデメリット

不動産小口投資のデメリットは以下のとおりです。


  • 案件数が少ない
  • 人気のある投資方法なので、募集開始後すぐに応募枠が埋まり、投資できないこともある
  • 匿名組合型は不動産の所有権は運用会社になる
  • 任意組合型と賃貸型は初期投資額が50万~100万円ほど必要




●●●不動産型クラウドファンディング●●●


不動産型クラウドファンディングは、運用会社がインターネットを通じて不特定多数の投資家から資金提供を募集し、集まった資金で現物の不動産を購入・運用をする投資方法です。投資家は運用会社が運用で得た家賃収入や売却益を、分配金として受け取ることができます。


不動産型クラウドファンディングの投資対象は、現物の不動産ですが運用会社や募集される案件によっては、1万円から投資可能です。


不動産投資といえば「マンションやアパート、戸建住宅を購入して、家賃収入を得る」という流れをイメージする方も多いでしょう。実際、少額で始められる不動産投資といえば、住宅を購入するのが主流です。しかし、不動産型クラウドファンディングは、住宅に限らず、ホテルや学校、商業施設など通常であれば個人では投資できないような案件にまで投資できます。



不動産型クラウドファンディングのメリット

不動産型クラウドファンディングのメリットは以下のとおりです。


  • 運用会社にもよるが、1万円から投資可能
  • 住居に限らず、ホテルや商業施設、学校など多様な不動産を扱っている
  • 保育園や学校などへの投資を通じて社会貢献ができる
  • 優先劣後出資やマスターリース契約のような損失を防ぐ仕組みを採用していている運用会社もある


不動産型クラウドファンディングのデメリット

不動産型クラウドファンディングのデメリットは以下のとおりです。


  • 人気のある投資方法なので、すぐに募集枠が埋まって投資の機会すら得られないこともある
  • 運用中は途中解約できないところが多い
  • 運用期間が短めなので、そのたびに新しい案件を見つける必要がある



低リスクで不動産投資を始めたいなら少額投資がおすすめ!

この記事では不動産投資を少額で始められる投資対象や投資方法を解説しました。少額で始めると、リターンは少ないですが、その分リスクも少ないので、不動産投資に慣れていない初心者の方におすすめの投資方法ともいえます。しかし、投資である以上、決して元本が保証されているわけではないということも肝に命じておきましょう。


今回紹介した不動産型クラウドファンディングや不動産小口投資、J-REITにはそれぞれ異なるメリット・デメリットがあります。それらを理解して、リスク許容度の範囲内で、目的に合った投資方法を検討してみてはいかがでしょうか。


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